| 「大改造!劇的ビフォーアフター」は超推薦番組だ〜! 2002.11.17 |
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番組タイトルだけでピンと来ない方も居られるだろうが、これは家屋のリフォームなどをテーマにした番組。たまたま現在はリフォームがブームになっているご時世だが、だからといって単に家屋のリフォームを見せるだけでは、これほどまでに番組が話題にはならないだろう。
この番組に主役として登場するのは「家族」。リフォームされていく家はどちらかというと脇役なのである。番組の始めには、まず家族が抱えている問題がクローズアップされ、家族のインタビューと共に、その問題に原状の家がどう起因しているか、その家族がリフォームにどのくらい費用が用意できるかまでレポートされる。次に、番組が「匠(たくみ)」と呼ぶ、そのケースごとに得意分野を持つ建築家あるいはデザイナーが登場し、少ない予算だけではない、様々な制約を克服し、どんなリフォームを展開していくかがポイントを押さえて紹介されていく。そして、その一部始終を見守るようにトークで噛んでくるのが、スタジオ収録でのレギュラー&ゲスト出演者(所ジョージなど4〜5名)だ。
この番組に意義を感じる事の一つは、登場する家族も家も決して人に自慢できるような状態ではない(失礼・・・)という事だ。それだけにリフォームは具体的な問題解決を強いられる事が多く、旧来のお住まい拝見的なTV番組にはない緊迫感がある。ビルに囲まれた狭すぎる敷地で高齢の3人が生活する家、一つ屋根に住みながら父の死で日々の交流が途切れた家族、日中もほとんど日が差し込まない視覚障害者の家・・・これらの人たちに共通するのは、リフォームを機に再出発をしたいという漠然とした思いである。
「匠」たちは当然、家族の再出発を見届けるための最善を尽くす。そのプロセスの中で、亡くなった家人の思い・家に刻まれた記憶を何らかのカタチで残し、家族の拠り所にしようとする事もある。このような「匠」の行いは建築の原点でもあるのだが、いわば「匠」自身がその家族へ向けた愛そのものである。恐らく番組が最も見せたいのは、竣工した建物ではなさそうだ。その家族が、家に注がれた知恵に驚嘆し自分たちへ注がれた思いに言葉を失う・・・という部分を見逃していない。「匠」は言葉でなく、空間やディテールで文字通りの劇的感動を与えている。
■テレビ朝日系 毎週日曜日19:56〜20:54
■番組HP http://asahi.co.jp/daikaizo/ |
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