いよいよ来年、C62と500系のぞみをHOプラでラインナップしようとしている天賞堂。それは一般のヒトビトにとっては、銀座四丁目の一流貴金属店である。そういえば、過去には戦前のカワリモノ国鉄電機EB10をプラスティック車体で出していた時期もあったが。
なんだかんだ言っても、現在プラ製のHO国産蒸機をラインナップしているのは未だKATOぐらいという中、これまで高級品専業だった天賞堂ブランドが何故C62をプラで出すのか?という事だけで話題になる。しかしその兆候は、このところの銀座天賞堂の店舗内でもみる事は出来たと思う。
2階フロアに商品の中核をなす各社のNゲージは2割引で販売。そして各サイズの委託品・中古品を扱うエバーグリーンショップは好評で、ますます客足を伸ばしている。
こうした最近のTenshodoの戦略として・・・
@時流に乗って売上を増すこと
Aトータルな楽しみ方というレベルで顧客に提案していくこと
・・・といった分析ができるだろう。
@は、とにかく銀座4丁目の地の利とブランド集客性を生かした上で、とにかく量販店並みの価格でどんどんNゲージを売り上げるという事だ。この事をバックグラウンドに、初めてAが可能となるワケだろう。Aはエバーグリーンショップの運営を筆頭に、話題性抜群だったTT9ゲージのC62製品化や、今回の新たなHOプラ戦略という事になる。
部品が調達できれば1台からでも出来る金属製品とは違い、プラ製品は、手作りでなく量産によって初めて利益が上がる。その理由は金型が高価な事である。Nゲージで当然の如く有井がやっている「生産拠点を中国で持つ」方法だと、少なくともコストは従来よりも相当有利になる。恐らく、天賞堂は中国より実績のある香港、台湾あたりでプラ製品を作らせる予定だろう。アジアでの生産で抱える品質管理の問題を、名門・天賞堂ブランドとして乗り越えるために、生産委託先の選定は相当に慎重を極めているはずである。
こうした名門ブランドのチャレンジは、HOゲージの将来を憂うワシとしても、とても好意的に受け止める事が出来る。「高齢者景気ボケ」している他のHOメーカーに、同じような情勢の達観を望むことは、やはり無理なのだろうか・・・
↓C62のインフォメーション
http://www.tenshodo.co.jp/railroad/report/d51p/index.html
↓500系のインフォメーション
http://www.tenshodo.co.jp/railroad/report/500/
2002.12.10 |
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